妙法蓮華経_如来寿量品第十六

法華経

みょうほうれんげきょう_にょらいじゅりょうほんだいじゅうろく

如来寿量品のストーリー

「皆のものよ 今こそ真実を明かそう 仏である私の言葉を信じ よく理解するのだ よいか? 仏の真実の言葉を信じ よく理解するのだ よく信じ よく理解するのだ」

お釈迦さまが何度も念押ししました
するとみんなも

「はい 仏の言葉を信じます ですからどうか教えて下さい」

と合掌 礼拝し 何度もお願いしました

「みんなは私が 40年前に悟りを開いたと思っているだろうが 実はそうではない 無量無辺むりょうむへん百千万億那由他劫なゆたこうもの長い年月が経過していたのだ!」

仏の寿命

「ある時は燃燈仏ねんとうぶつという名を語り ある時は死んだ姿を見せ またある時は他の仏のたとえ話をして ずっと導いてきた なぜならみんな 幸せの境涯に至る仏の種を持っているからだ
欲望や勝手な考えにならないよう方便という巧妙な手段を使って 真実に導いてきたのだ 皆のものよ! 私が 他のもののために”菩薩ぼさつ”という境涯で精進し その功徳によって生じた私の仏としての寿命は今なお尽きないのだ
ところが私は もうじき死ぬとみんなに宣言している それは みんなの心に怠け心が起きないようにするためだ
『いざとなれば仏様がいる』と思うと みんな結局は欲望に負けてしまう
ところが『仏がいない』となれば みんなは救いを求めて仏を願い 正しい行動をし 心の中にある”仏の種”を芽生えさせるだろう」

良医病子の譬え

「ここでたとえ話をしよう

各地を歴遊しているある名医の留守中に彼の子供たちが誤って毒を飲んでしまった 状況を理解した彼は 子供たちに飲みやすいよう色や香りや味の良い 最高の良薬を調合した 飲んだ子はすぐに 苦しみから逃れた しかし毒気で正気を失い 良薬を飲まずに苦しんでいる子供もいた

そこで 医者は巧妙な手段を思いつく

『こどもたちよ お父さんは遠く危険な地に行かなければならなくなった 年老いた私は途中で死ぬかも知れない だから もう一度言うよ ここに良薬を置いていくから必ず飲みなさい すぐに治るからね』


そうして彼は出張にいくフリをし 使いの者に旅の途中で亡くなったと伝言させた
『お父さんはもういないんだ いい子にしていればよかった 悲しいよ お父さんに会いたいよ』
子供たちは亡き父に思いをはせ 薬を思い出す そうして すべての子供がこの良薬を飲むと 身体から毒気がすぐに消えさったのだった それを知った医者は帰宅し 真実を告げた 以降 子供たちは父親の言いつけを守り いつまでも幸せに暮らした


みなのものよ 医者は方便を用いたが これを『ウソつきだ!』と責めるものがいるだろうか? 」

みんなは答えます

「いません」

お釈迦さまは言います

「私もこれと同じなのだ」

自我偈

こうしてお釈迦さまは語りました

「悩み苦しむみんなのために 私は長い間色々な手段を使って導いてきた 方便で死んだように見せかけた しかし実はそばにいたのだ 仏の世界は決して壊れることはない 私はもともと菩薩ぼさつの修行をしていたが その修行の功徳によって得ることができた仏の寿命は果てしなく長い 名医の譬えのごとく みんなは仏が死んだと思って教えを信じ 一心に仏を願い 自らの身命を惜しまず努力する 仏の知恵とはこういうことなのだ 仏の言葉を信じるものと信じないものとがいるから 色々な教えを説くのだ しかしいつでも私の願いはただ一つ

『みんな幸せになり、速やかに仏となりますように』」

暗号解読

以上が概要です

仏の世界は決して滅せず そして円満だと説かれ 最後は仏様ご自身の願いで結ばれています 古来より尊ばれる理由です

ところで 仏教には多くの仏が登場しますが それはお話の世界 いわばファンタジー 実在していません 実在の仏はお釈迦さまと日蓮大聖人さまだけです 実在するお釈迦さまがどうやって仏となったのか それをちゃんと確かめないことには 仏教に説得力はありませんよね 仏教が真実であるとは言えません だから日蓮大聖人さまは

お釈迦さまも菩薩の修行をした結果 仏となった

この点を見逃しませんでした これこそが暗号解読のカギです お釈迦さまも私たちと同じように 法華経を信じ 他に施す菩薩の修行をしたのです 寿量品に説かれる”仏の長い寿命”を ただ「ありがたい」とだけの理解にとどまるのか それとも菩薩行の結果成仏したと知るのか これは次章以降の解釈にとんでもなく大きな違いがでます

これこそが 私たちの信仰の礎ですので よくよく協調したいと思います

さて次回は、お釈迦さま亡き後、私たちはどうすればよいのかが説かれます

コメント

タイトルとURLをコピーしました